給料が良ければいい仕事?それって本当?

こんにちは。
今日は、面接でよく聞く話を題材にブログを書かせていただきたいと思います。
もちろんこの内容は、私の個人的な意見です。
それは違うという反論はあると思いますが、最後まで見ていただけるとありがたいです。

必ず、面接で仕事を探す優先順位をみなさんに聞いています。

①時給
②場所
③勤務時間
④休日
⑤職場環境
⑥やりがい・自分に向いているか

この6つの項目で、仕事を探す上での優先順位をつけてもらっています。
大体皆さん
時給>勤務時間>休日>場所>職場環境>やりがい・自分に向いているか
の順番で優先順位をつけられます。
多少順番が前後することはあるかもしれませんが、職場環境や、やりがいが優先順位に来る方はほとんどいらっしゃいません。

ですが不思議なことに、退職理由としてあげられるのは
ほとんどが「職場環境」や「自分に向いていない」の2つが理由です。

そして、休日>勤務時間>場所>時給(給与)の順で退職理由が増えていきます。
もしかしたらこれを見ている方は思い当たるところがあるかもしれません。

これを紐解く鍵として重要なのは

「マズローの法則」というものです。

みなさん聞いてことありますか?
心理学を学んだことがある方は聞いたことがあるかもしれません。

内容は
人間の欲求は5つのピラミッドに分類されて、下のピラミッドから順にその欲求が満たされていくという内容です。

「生理的欲求」・「安全の欲求」・「社会的欲求」・「承認欲求」「自己実現の欲求」
という5つの内容にわかれており、ピラミッドの一番下段が生理的欲求、一番上が自己実現の欲求となっています。

生理的欲求とは、

生命維持の為に、食べたい・飲みたい・眠りたいということ。
会社に当てはめると、「生活できる分の給料や 生存を脅かさない労働環境」を確保したい
ということかなと思います。

安全の欲求とは
安全な環境にいたい、経済的に安定していたい、良い健康状態を維持したい 等の欲求のことです。
職場に当てはめると、「適正な労働条件、健康を害さない労働環境、法令が順守できている環境」を確保したい、等の欲求です。

社会的欲求とは、

家族・集団をつくり、どこかに所属しているという満足感を得たいという欲求のことです。
職場に当てはめると、「組織に仲間として受け入れてほしい、相談できる上司や同僚がいてほしい」 等の欲求になります。

承認欲求とは、

自分が集団から存在価値を認めてもらい尊重されたいという欲求のことです。自我の欲求とも言います。

職場に当てはめると、「仕事で達成感を得たい、仕事で認めてもらいたい、適正な評価をしてもらいたい等の欲求になります。

自己実現の欲求とは、

自分の持つ能力や可能性を 最大限に発揮したいという欲求のことです。

職場に当てはめると、「自分の力を発揮して 会社のミッション達成に貢献したい、自分の夢を実現して世の中の発展に貢献したい」 等の欲求です。

察しの良い方は気づくと思いますが、

退職理由で圧倒的に多いのが、社会的欲求・承認欲求が満たされない方が多いのです。

給与や、自分が安心して働ける環境があるというのは、生理的欲求に当てはまり、

満たされやすいものなのです。それが満たされているので、安全の欲求をもとめ、

それが満たされると社会的欲求を求めるようになるのです。

・給料が良いから頑張る
・給料が良くなるから頑張る
・給料が良いから大して好きではない仕事を選ぶ

・たくさん稼いで、退職してセミリタイアを目指す

このような内容は、生理的欲求を満たすための低次元な話になっていまいます。

収入だけで仕事を選ぶと、高次の欲求階層、つまり自己実現の欲求にたどり着けません。従って、途中で頑張れなくなる可能性が高くなってしまうのです。

給料はもちろん大切ですが、自分を満たすためには本当にやりたい、やりがいを感じて仕事をすることが大切です。

仕事選びの参考になれば嬉しいです。

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