皆様こんにちは。 沼津テクニカルオフィスの石黒です。 あっという間に4月となってしまいました。新年度が始まり気分新たにという方も多いのではないでしょうか(^^)? 今日はそんな新鮮な気分の今時期にピッタリ!
・これから新しい生活環境をよりよくしていくために!
・新しい職場で一目置かれる存在になるために! 役立つ「5S」について改めて簡単にご紹介したいと思います!
1. そもそも5Sとは?
なんとなく聞いたことがあるという方はいると思います。しかし何のことを指して、どういう意味かはイマイチ「??」と感じではないでしょうか!?早速おさらいです!
5Sとは整理・整頓・清掃・清潔・躾のことで、ローマ字記載したらすべて頭文字がSから始まるため、5Sと呼ばれています。
それぞれの意味はというと・・・
・整理(SEIRI)→要るモノと要らないモノをはっきりと分け、いらないモノは捨てること
・整頓(SEITON)→整理した要るモノを使いやすいようにきちんと置き、誰でもわかるようにすること
・清掃(SEIOU)→常に掃除をし、キレイにすること
・清潔(SEIKETSU)→前述の整理・整頓・清掃の3つのSを維持すること
・躾(SHITSUKE)→4つのSで決められたことを、いつも正しく守る習慣を身に着けていくこと
が、5Sです!当たり前のことのようで守るのはなかなか難しいと感じている方もいるのではないでしょうか?日本では子供のころから「机を整理しなさい」「おもちゃを片付けなさい」「食事の前には手を洗いなさい」などと教えられてきて本来なら身についているはずなのですが・・・大人になったら何に対して5Sを実行するかよくわからないというのもあり、なかなか実践・継続でいないのではないのかなと感じています。
2. 5Sの対象は?
仕事の現場で5Sとなると作業環境や自分の周りだけキレイにすればいいのかな?など、5Sの対象がハッキリわからないので思いっきりできないという方もおられると思います。ズバリ職場での5Sの対象はこちらです!
→人=生産者や管理業務者に対して
→モノ=生産に必要な原材料や仕掛品のほか、完成に対して
→機械=直接加工する機械や事務所では工具やはたまたコピー機や電話なども対象です
→作業方法=同じ製品を作るにもいろいろな方法があります
→情報=何らかの作業の前に必ず情報が発せられます。この情報は形を変え、紙になったり、パソコンの中に入ったりして扱いが非常に厄介になりますね。
これらが対象とわかれば何に対して、どのように5Sを実行すれば良いのか考えやすくなるのではないでしょうか?
3.5S実行の効果は?
最後にこの5Sを実行徹底するとどんなメリットがあるかをご紹介し、明日から意識して行ってもらえれば嬉しい限りです!効果は7つのゼロに現れます!※製造現場での例
・切り替えゼロ→常に整理整頓し、準備が整っていれば切り替えに要する時間は短縮され、多品種化を行うことができます。
・在庫ゼロ→整理によって要るモノ要らないモノをハッキリすることで過剰在庫を排除することができます。
・ムダゼロ→5Sの環境を保つことであらゆるムダ(よける、探す、移し替えるなど)が取り払われ、安全にも寄与します。
・不良ゼロ→要るモノ要らないモノの整理、決められたモノを使用していく、この基本をすることで圧倒的に不良が減ります。否、なくなります。
・故障ゼロ→機械を掃除しながら日々の保全業務を行うことで故障を未然に防ぎ、可動率も向上させることができます。
・停滞ゼロ→整理によって今の作業に必要なモノののみを取り出したり、操作したりすることができるため、納期遅れを防ぐことにつながります。
・災害ゼロ→前述した通り、5Sは安全と密接に関係しています。5Sのない職場に安全は確保されません。
【総合効果】
クレームゼロ→上記を総じて行うことで、不良も納期遅れも安全も確保され、お客様や従業員からの信頼性向上につながります。
3. 最後に
いかがでしたでしょうか。具体的なアクションプランを記載となると1冊の本になるレベルになりますので、今日は概念と効果を改めてお伝えし、新たなスタートに際して職場やおうちで改めて5Sを意識して過ごしていただきたくご案内致しました。行動については職場毎にやり方などもあると思いますがまずは守破離の守です!教わったことを実行するようにしてみてください!