自動車関係の仕事は車好きという所からもやめたくはなかったのですが、収入面から自動車関連での仕事がきつくなってしまった事から、色々な工場に派遣社員として転々としていた時に、当社の募集広告で最初は派遣の担当の仕事だろうと思って応募しました。
今迄は自動車板金や、塗装、色々な工場での派遣で働いていたので、当初の見た目はほぼ金髪。そしてピアスをしてチャラいイメージのまま、面接に行ってしまった事を覚えています（笑）結構軽い気持ちで受けたところがあり、受からないだろうと思っていましたが外見だけで判断されずに入社が決まりました。もちろんその後に髪は染めましたよ（笑）。

工場でのリーダー経験はありましたが、人を管理する側の仕事をしたことが無く色々覚えている中で、突然支店長に「ちょっとの期間新しく立ち上げる現場に応援で入ってくれないか？」と打診が入り期間が区切られていたので、管理担当の仕事を正直せっかく覚えてきたのになぁという気持ちはあったのですが工場経験もあったので応援として立ち上げのお手伝いへ行く事を承諾。

立ち上げと言う事もあり全員がその製品を作る未経験という部分でしたが、私は板金塗装の経験があったことから、立ち上げに役に立つ事が出来ました。
その後応援期間が終了し、今度は別現場を持つ管理担当者として１つの現場を担当しておりましたが、その現場の請負化を進める為のプロジェクトのリーダーとして私にやらないかと話がはいりました。
突然のことに驚きましたが、周りに認めてもらえるような人間になりたいという気持ちがあったので引き受けたのです。

これが私の最初の転機でした。
現場のリーダー業務の延長だろうと最初は甘く見ていたのですが生産の調整、納期に間に合わせるための計画の作成、現場のリーダーたちとの連携等々やったことがない仕事ばかり。現場を任せられるようになるようにと、今までその部署を担当していた係長さんが必死に教えてくれていましたが、中々覚えられずよく叱られていました（笑）。
そして、ある程度できるようになり一人で対応していたある日、その係長から呼ばれ「もう任せられるって社長へメールしといたよ。頑張ったな。」と言われたときの感動は今でも忘れられません。
その後、その現場は海外に多くの仕事を移管するということになってしまいプロジェクトは残念ながら終わってしまいましたが、その後も会社に認めてもらい別の大きなプロジェクトのリーダーとして任せてもらうことになり請負現場の所長として日々勉強する事ばかりで大変でしたが、会社としても大きなプロジェクトの所長として何とか成功を収めることが出来ました。それもこれも会社の上司や部下そしてお客様の協力があっての事だと感謝しています。