新入社員に贈る言葉
という書籍を知っていますか?
元々は当社の社長から、人事や責任職の方々に紹介された書籍ですが、入社してきた子には、「会社にあるから絶対に読んだ方がいいよ」と皆に伝えて、私も今も欠かさず全巻読んでいる本ですが、とくに平成19年版のある人の言葉、有働由美子さんの、その中の3つの言葉が頭に残っています。
私の仕事の中では、これが凝縮されているような気がしているのだとどこかで感じてるのだと思いますが、一つ目は『きっと皆さんが心配している学歴なんか圧倒的な実力の前には何の力ももたない。』というのと、二つ目は『社会人になると傷つくことが多いということ』そして、その中の話に出てくる非行少女の話でその少女とのやり取りでの言葉です。
三つ目のそれは『売春をやめたほうがいいよ』といったら、その少女がいったという言葉ですね。『なんであかんの?お姉さんみたいに大学でてたら働くところもいっぱいある。けど私みたいに中学卒業で親は覚せい剤中毒やったら、バイトするのも雇ってくれへんで、でもお母さんに仕送りなあかんし、なんで自分が使えるものを使ったらあかんの?売春は何で悪いの?』です。
この少女は本当はどういう気持ちでこれを言ったのかな?とちょっと考えてしまいます、ただの会話としての質問としてではなく、同じ年頃の子と自分を比べたりしなかったのだろうか、その時どんな気持ちだったろうかとか、それをどうやって自分に言い聞かせてきたのかとか、いろいろ考えてしまうと、ちょっと切ない気持ちになってしまう。
で、最後に思うんですよ、”人間それぞれ、それぞれの人生で、それぞれの選択をしながら、いろんなものを背負って生きているのだから、先ずは傾聴というか、肯定の気持ちから始めよう”ってね。
それだけはちゃんとやりきろうって。仕事柄、私は面接(社内では面談と言いますが※理由はあります)を沢山しますが、少しでもその人の持っているものというか、背負っているものを、無理に聞こうというわけではないのですが、話してくれること柄は、傾聴の気持ちで肯定して受け止めて、察することが出来れば、そして、その人が力を発揮できる環境、言葉、その他をなんでもいいから捉えて、そこでその人を採用したい、それができるようになりたい、そうすれば採用の幅も広がるし、力発揮してくれれば、会社の仕事としてもプラスです。
まあ無理やり仕事の話にしていますけど、実際ポロと泣きそうになったら、仕事の事を考える、これは私自身昔からですね、でも実際、思いますけど、見かけや、第一印象で知った気持ちには絶対になっちゃいけないなって、ベテラン方の方ほど、其れでわかるとかいいますけど、それもあるかもしれないけど、でもそだけではない、「きっとそれだけの理由があったんだ」と思うようにする。すると、割と聞きやすいですし、全ての人、事柄が、ちょっと輝いて貴重なものとしてみえてきます。って、ここで「当社で、又面談で、あなたの輝きを見せてください、聞かせてください。」とかリクルート的には言うべきところですが、私はこの件を人事部の仲間や、会社の幹部に皆に話して、同じように考えてほしいと伝えています。
新しく入社した人にも、そう考えているし、出来たらそういう気持ちを持った社会人になってほしいかなと、あくまで希望として押し付けないようにですが、伝えています。
まあ、そういう会社です。長くなってしまったので後は駆け足、最初のひとつめは、実際にこの価値観から思う部分です、学歴よりもっと重要視すべきものがある、そう思っています。
又、傷つく・・人生でその連続ですね。実際、学生と違って、お金を稼ぐわけですから、ダメ出しもされますしね、学生に駄目だしはあまりしないですよね、でも社会人は連続です。だって評価してもらって買ってもらって価値がないと食べていけないのですから。でも、当社でもしますし、されると思います、でも、本当にその人の為と、思ってする、その感性はある方の会社だと思います。その感性があるから、皆人事上のエピソード、ちょっとここでは書けないような貴重な経験、輝きを見てきています。それをどんどん一緒に増やしませんか。
当社の人事部はこのようにしています、それに共感してくれる方、一緒にやっているかたのご応募お持ちしております。